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2013年から2014年へ

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明けましておめでとうございます。
時折白い物が混じる空模様の元日です。
手持ちの「馬」グッズを集めてみました。

昨年は大過なく過ぎました。家族も健康で近くに住む二男、大阪に住む長男、東京で勤める長女、みんなとよく顔を合わせよく語らいました。全員元気で頑張っています。同居の母もあちこち痛いとこぼしながら大阪に東京に、各地の旅行に意欲は大です。
旅行といえばイタリア旅行は収穫大でした。SWのロケに使われたガセルタ宮殿、天使と悪魔のロケ地巡礼など盛りだくさんで自分の足で歩いた大切な経験でした。

2013年を振り返って、一番興味を持って時間をかけたのがシャーロック・ホームズのオーディオブックのテキスト化だったように思います。そもそもリスニング苦手の人間が一語も逃さず聞き取ることの困難さは予想より大きなものでした。ネイティヴにチェックしてもらって初めて「どうしたらそんなふうに聞こえる?」とまるで謎解きまがいの個所もありました。ともあれ、完全ではないものの何とか年内に済ますことができてひと段落です。続編が出てくれないか期待しているのですが、いかがなもんでしょうね?

読書はミステリ中心にSFというエンタメの王道を行きました。
中高の頃に読んだもので復刻版が出るとつい手が出てしまいます。
ところが以前あれほど熱に浮かされて読んだ作品が今読み通すだけの根気がなくなっているのに愕然としたり、以前には気づかなかった内容に驚くほどの深みを感じたり、年齢と共に感じ方は変化します。それは良くも悪くも変化というものなのですね。
また比べてみると昔の文庫本の活字の小ささに驚きます。最近ますます活字が大きくなり行数が減って、読みやすいけれど内容まで希薄になっていくように思うのは単なる気のせい?
読書好きの友人のお蔭で読書の範囲が広がったのも収穫です。お互いに既読書の貸し借りをしては新たな面白さの発見をしました。北欧ミステリや遅まきながらの池井戸潤などなど。

映画は一時よりも劇場へ足が遠のきました。近くのシネコンに見たい映画の字幕版が来なくなったことも一因、でも自分の機動性が衰えたせいかも。
一押しはスタトレ、STIDは期待通り。いくつか胸が熱くなるファン泣かせのシーンがあって久々にスタトレ熱がぶりかえしました。そのせいでBlu-rayのボックスという散財の結果になりました。

クロスステッチはぼちぼち切らさずに続けています。28カウントのリネンを使い出して仕上がりのきれいさにもう抜けられないかと。ただし目に来ます。夜半になると布目が数えられなくなりました。いくつか大き目の作品とクリスマス前に小さなオーナメントをいくつか作ってかなり満足です。

本来の仕事は相変わらずです。適度に頭を使える利点は大です。ただ帰宅が午後10時過ぎになるのでそれから食事を済ませるとPCに向かうのが深夜になってどうしても就寝時刻が遅くなるのが一番の悩みです。生活時間の改善、それと定期的に適正に運動する、これが今年も最大の課題です。

まとめとして、まずは健康が第一。昨年年初めに胃の具合が悪いとの思い込みから一種のストレス障害を引き起こしたのも痛い経験。そろそろ先のことを考えなければならない年齢に突入して人間死亡率100%と開き直ってみるけれど、できる限り健康でいる自己管理には努めたいですね。
第二に、知的好奇心を持ちつづけること。自分の興味ある範囲だけでなく、知らないことを知りたいという素朴な気持ちを持ちつづけたいですね。すべてから学ぶことができると思いつづけ実践したいものです。
第三に人とのお付き合いを大切にしたいこと。リアル、バーチャルともにお友達は宝です。義理のお父さんを自宅介護してみとった友人の献身ぶりに頭が下がり、ネットで毎日のように顔を合わせるお友達の日常をわがことのように感じたり、どちらも私にとって何にも代えがたい宝物です。

ということで、特筆すべきこともない年頭の感慨でしたが、皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

豪華デパートのダークサイド

先日と言ってももうかれこれ2週間以上も前のことになりますが、大阪へ行った時垣間見たダークサイドのお話です。

大阪は梅田、老舗デパート、新進デパートが軒並み新装開店して、グレードアップ。豪華さを一段と増して鎬を削る激戦区です。
母と一緒に今期売上伸び高が最高だったさるデパートを探査。
時にして閉店1時間前。そろそろ客足もまばらになりかかったころ。歩き疲れてディールームでお茶ということになりました。
陶器ブランド品が並ぶ比較的静かな階のティールームで、(普段なら恐れをなして手を出さないであろうほどお高い)紅茶などをいただいてプチ贅沢に浸っていました。
一休みした後はちょっとお手洗いに行きたくなり、聞くとちょうどティールームの背中合わせの位置、つまり店からでてすぐ横の通路の奥でした。
このティールーム自体が建物の一番離れの角にあるのでまさにその階の一番奥まった所ということ。
お手洗いが角地にあるのはよくあることなので何の疑問も抱かずに隠れ通路のようなところを抜けて奥へ向かいました。
ところが通路の途中に小さな部屋の入り口がありその上に「お客様相談室」とあります。
何か変。
ふつうカストマー室などというところはお客様の目につきやすいところにあるよね。そこでメンバー登録したり、ポイントをお買物券に取り換えたり、いつも店員さんや客で人の出入りがあってざわざわしているにぎやかなところ。
ここはいったい何?
まるで人目を避けるような「場末」の通路にぽつんと。
特にカウンターとかもなさそう―――でもこれは通りがかりにちらっと見ただけ。何か奇妙な感じがしただけでした。

と、まあ普通ならこれだけで終わるところだったんでしょうが。
手を洗っていると外から何やら騒ぎが聞こえてくるではありませんか。
「おい、いるんならいると返事しろや!」
バン!(机を叩く音)
あ、これやばいかも。
おそらく次にはイスを蹴る?
「何とか言ったらどうや、ええ?」
ガシャン! (あ、やっぱりイスだ)
もう絵にかいたようなというか、芝居や映画にあるのと同じ流れの恫喝のやり方。きっと本気というよりそうやってなにがしか金銭を巻き上げようと演じているような感じでした。
そういうことだったのかと瞬時に納得しました。そういう類の「お客様」の応対のための部屋だったんですね、つまり他のお客様に気づかれないための「隔離室」的な。
お手洗いから戻るにはその通路を通るしかないのでしばらくタイミングを計っていました。下手に目でもあって「何みとるんじゃ!」なんて絡まれたら大変です。
話声が聞こえなくなったのを幸いとそそくさとそちらの部屋の入り口から目をそらしながらティールームへ帰りました。長居は無用です。母を急き立ててこの近くから離れようと支払をしていると、通路から一人女子店員さんがすっと現れると近くの売り場へ行って一言二言何か言うとまた次の売り場へ行って同じように何か伝えています。
おそらく彼女はメッセンジャー。近くの売り場の店員さんに状況を伝えて歩いているんでしょう。

結局それ以上の騒ぎにはならなかったようでわたしたちも下手に関わり合いにならないように別の階へ移動したのでその後のことはわかりませんが、なかなか得難い体験でした。
豪華でハイグレードなデパートにも隠れた一面があること、問題のあるクレーマーとかに対応することなどあらゆる場合を考慮して先に対処法を考えてあることなどを知りました。
まさにゴージャスなデパートのダークサイドを垣間見た、そんな感じでした。

ミニなれどカワセミ

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久々に更新。
イギリスへ行った折にエディンバラで購入してそのままお蔵入りになっていた Texitile Heritageのキット、Kingfisherです。
カードキットなので5×5cm、糸2本どりでかなり窮屈でした。
写実的な図柄はそれほど好きではないのですがこれと一年前に作ったロビンは色のきれいさ、ミニチュアのかわいらしさに惹かれて手が出てしまいました。
これがすんだら夏物に取り掛かる予定。"寝かしてある"パターンからアメリカの昔の港風景をやろうかと思っています。
またまた時間を取られること……本を読んだりDVDを見たり、ブログ更新したりする時間がめっきり少なくなっていますが、あれもこれもと欲張っても仕方がないかと。

ホームズの第3話もほぼできているので見直し改稿して近日中に載せられたらいいなと思っています。
自己満足的に大きな映像。ちなみにカワセミの漢字表記は翡翠、まんま"ヒスイ"です。

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アマゾン・バージョンのだんぼーるくん

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リボルテック ダンボー・ミニ Amazon.co.jpボックスバージョン
です。
以前から好きなイラスト作家、「かにとくま」さんの"だんぼーるくん"を彷彿とさせます。
あまりの可愛さにこんなのも撮ってみました。

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あ、おともだちだー

事故目撃!

昨日3月11日日本中が追悼と震災の風化に対する危惧を再確認した日。 用事で福井市へ。
午前中。ショッピングモール・ベルから国道8号線へ抜ける道、アオキとか紳士服店が集まる道が緩いカーブになるあたり。二車線の道の左側を走っていました。連なる車の数台前、突然車が一台左方面へ出て縁石を乗り越えバンクして前車輪が飛んだ!
あっという間の出来事、急ブレーキの音も聞こえず縁石に衝突した車体の出す音も聞こえず(聞こえてたのかもしれないけど)。
映画でよく見るスローシーンのよう。だから事故とは思わなかった。あれ何してるんだろう?くらい。
まるで駐車しようとした車が誤って縁石に乗り上げて大きくバウンドしたのかな、というくらい。
直後に今度は右方面にもう一台の黒い車が大きく出て中央分離帯に乗り上げた!
あらら・・・これってもしかして 事 故 ?!

そっちの車も大きくバウンド、これもスローモーション。
もちろん二車線の車は交差点を挟んで一斉に止まりました。覗くと道に何やら黒い細長いものがくしゃっという形で落ちている。まさかあれは 人 ??
この時申し訳ないことながらわたしはとても急いでいたので、頭の中に浮かんだのは、すっ飛んでくる救急車と警察車、交通整理、やっと通れる道=すごい時間のロス とまあ不謹慎ながらどうやって遅れずにこの場を出るか、でした。
しかし、よく見ると、安心したことに落ちていたのはどうやら衝撃で脱落したバンパー部分。左の車からおっさんが下りて道に出てきた、けがはない様子。やれやれ。交差点で一時ストップしていた車列もバンパーを避けられる車線の車からそろそろと動き出した。
と、見るとすぐ前に左に抜ける小道があるではありませんか。しめたとすぐに左折、なんとか細い道を曲がり曲りして大道の交差点に出ました。そのころには左の道からも車は順調に出てきたのでもうすこし我慢していたらそのまま事故車の横をすり抜けて(もっとよく観察できて)出てこられたのかもしれない。
なんてこれはみんな後知恵ですが。
とにかく目の前で起きた事故、人身ではなくてよかった、そしてまるで映画のスローモーションだった、あは!

遅ればせながら誕生日

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6日はわたしの、そして14日は母の誕生日です。松の内に近いのでいつも取り立ててお祝いなどもせず、ひとまとめで、また一つ歳くったねおめでとうって苦笑いするところですが、今年は孝行息子たちがお祝いの品を届けてくれました。

ガラスのボトルに入ったプリザーブド・フラワーは長男夫婦から、バースデーケーキと超ビッグなアップルパイ、ワインは次男夫婦が持ってきてくれました。
正月気分がまだそのあたりに漂っているうちに、にぎやかに改めてお祝いの仕切り直しです。
グリューワインを温めてケーキを切り、アップルパイを突っつきつつ、わらわらと話し、ネットやって買い物したり、近場の穴場的カフェの情報を仕入れたり、なんだか家族行事というよりも気の合う仲間が寄り合って楽しいひと時を過ごした気分になりました。

べたな誕生日よりもこういうのもいいかも、なんて思いました。

付記 スパムが多いので閲覧のみといたしました。

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。
昨年はこの気まぐれブログにお付き合いくださいましてありがとうございました。
今年も相変わらず不定期で不十分な投稿になることと今から案じていますが、どうぞよろしくお願いいたします。

今年の抱負、と見栄を切るつもりはさらさらありませんが、書き出した記事は最後まで仕上げて投稿するように心がけます。昨年は書き出したものの内容に満足できず途中で投げ出したことが何度かありますので。
それとあまりくどく独善的にならないように、気楽に書きたいものだと思っています。

写真は大晦日にセッティングした玄関のしつらえです。額絵は母の染色、絵皿はトールペイントです。中央のワイングラスの中の羽子板の羽と松の小枝に縁起物、張子の門松・獅子舞・富士山のアレンジはわたしがやってみました。

昨年のやり残しとしてBBCのシャーロック・ホームズのCDの大意紹介と年末に見た映画のレビューを正月休みのうちにやれたらいいな、と思っています。

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付記 スパムが多いので閲覧のみにいたしました。

荒天夕照

一日小雨が続いて暗かった外が夕刻になって不意に明るくなりました。
目を上げると、思いがけなくも南の空が夕焼けで染まっています。

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カメラを手に外へ出ました。こちらは西の空です。

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二階に駆け上がって西の空を望むと息を呑むような、異様にぞっとするほど美しい夕焼けが広がっていました。

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しかし荒天です。雨が時折バラバラっと落ち、寺の境内の木々が揺れるのが見えるほど風も強い。雲の流れがとんでもなく速い。

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固唾をのんで見守る中、刻々と夕焼けは姿を変え、雲の切れ間から信じられないほどの青空がのぞきます。幾重にも垂れ込めた雲をくっきりと浮彫にする残照。

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見ているだけで心が騒ぎます。心の奥底に隠れていた名状しがたい暗い情熱のようなものが鬱勃と湧き上がるような、何かわけのわからないものに突き動かされてわあっと叫びだしたいような気持ちになります。

それも時間にすればほんの一瞬。見る間に光芒は色を落とし鋭いエッジは鈍り、険しかった雲も和らぎ始めました。

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そして、さっきまで目にしていたのは幻だったのか……と疑うくらいに空は穏やかに暮れていきました。

天の造化の妙を見られたのは僥倖でした。いいものを見ました。

my little halloween

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季節ものは遅れたら一年待ちw
ハロウィーンまでに完成させなければと刺して10日ほど前に完成しました。
出来合いの額にはサイズが合わないのでDIYで板材を買ってきて自分で作りました。
レシピはPlum Street Samplers、ジャバクロス55目、糸はDMC。

実はハロウィーン物で好みに合うものがあまり見つかりません――お決まりのパンプキン、ウィッチ、黒猫、コウモリetc.―――リヴで飾って楽しむのは好きですが、半月以上かけてオレンジと黒のステッチばかり刺すのもきっと飽きてしまうだろうなと。。。

今回作ったのは一見ハロウィーン風じゃないところが気に入ったもの。タイトルは"ハロウィーン"とわんこが"クンクン啼く"のを掛け合わせた思わずにんまりするもの。シンプルでスタイリッシュ(だと思うんだけど)な小品。
このデザイナーさんのは初めてでしたが、楽しめました。今後もいくつかやってみたいですね。

今手がけているのはまた別のデザイナーさんによる感謝祭用の秋の実りと七面鳥という、これまたべたなアイテムです。できましたら自己満的にまたご披露するかも。

焼きリンゴは秋の便り

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"2日目、私は国道5号線に車を走らせた。
エリー湖の湖岸に沿って走るこの道の景色は、何マイルも行けども行けどもかけ値なしにすばらしいものだった。途中に立ち寄った果物を売る屋台でさえ、大地の実りのすばらしさで私を圧倒した。
濃い紫のコンコルド種のブドウが褐色のかごに盛られ、赤みを帯びた桃が木のテーブルの上にぎっしりと並び、青りんごがブッシェルかごにあふれんばかりで、そのすべてが秋の香りを漂わせていた。"

引用文から始まりましたが、ある大学の英語の入試問題の一部です。

入試問題で終わらせるのはもったいないほどの名文で、「私」がルート5をたどってエリー湖近くからボストンの家に帰るまでに体験した風景、道端の家々、運転という孤独な作業の合間に心がさまよいだすかのようにたどるさまざまな想像、そして旅に対する思い等々が、つづられています。

みずみずしい感性で読者に臨場感を持たせる描写にいとまがありません。

長らく出典を探すという手間を怠っていたのですが、思い立って一段落すべてで検索かけたらあっという間にヒットしました。Virtual Tourist サイトの一文でした。筆者はナショナル・ジオグラフィックのライターさん。

出典元がわかったことで一安心して……、さて秋になるとこういった記憶の中に散在している切れ切れのピースがふと思い出されて、自己満足的感慨にひたることがあります。

せっかくの日曜なのに朝から寒降りの雨で外へ出たくもなし、そんな折に思い出したのが冒頭の秋の実りの一文。
気分が乗ってきて、先日買ったままになっていた紅玉リンゴを使ってベークド・アップル、早い話が焼きリンゴを作ってみました。

芯をくりぬき、一個につきグラニュー糖10g(喫茶店でコーヒーについてくる3gの袋砂糖が3つ)バター15g(もう少し少なくてもよかったかも)シナモンパウダー(スティックがあったらそれを芯に刺したんだけど)―――これを半分ずつ順に詰めて耐熱皿に乗せてオーブンで180℃30分から40分。

リンゴの焼けるにおいといったら、もうそれだけでわくわく、嬉しくなります。オーブンを覗きに行ってはバターが溶けて砂糖と一緒に泡がぷくぷくたつ様子を楽しみ、やがて皮に亀裂が入って中から白いリンゴの果肉が見え出したらそわそわ、もうまもなく出来上がり。

紅茶といっしょにいただきました。皮はナイフで切るまでもなく、くるりとはがれて果肉はふわふわ、甘すぎずしつこすぎず、あっという間になくなりました。もちろん皮も。

おいしいものを食べる時が生きてる幸せを感じる、なんと安直な能天気なと笑われそうですが、それでもやっぱりおいしいものを食べると生きいててよかったと思う今日でした。

そういえばユーミンの"リンゴのにおいと風の国"にも"ハロウィーン りんごのにおいと風の国へ急ぎます "という一節があったっけ。

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