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« February 2016 | Main

トワイライト・ゾーン 2016

わたしは時々ストーカーになります。―――家族が海外に出ているときに。
うるさがられるのを覚悟で出国と帰国の便名を聞き出すと、出国便の時には空港のフライト情報を開けて、家族の乗った便の離陸のサインが出るとほっと一安心する、そして次は到着時刻間際になると到着空港のサイトを開けて便名の横に"landed"のサインがでると、これで本当にやれやれと胸をなでおろします。ささやかな見守りのつもりだけど、立派なストーカーw

先日娘がNYに行たときのこと。友人と二人で行きたいところをぶらつき見たいものを見るお楽しみ旅行です。
成田発JFK空港行のデルタ便は多少の出発遅れはあったもののスムーズな運行で無事NYへの到着を確認しました。
その一週間後、帰国便は同じデルタ。JFK空港を現地時間で午後3時過ぎに離陸、日本時間で翌日の午前1時過ぎです。
今回使ったのがflightstats.comflighttrackerで航空会社、便名、離陸空港、着陸空港などを入力すると飛行経路や現在地をすぐに見られるサイトです。無事離陸を確認してから2時ころ就寝、翌朝はもう行程半ばまで来ているはずだと思いながら。

目覚めるとまず携帯でフライトチェック……わが目を疑いました、わ、一体何が起きている?! 後で気づいてとったスクショ、時間の前後がありますが。

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以下順に拡大です。

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焦りました、最初に頭をよぎったのはハイジャック。何らかの要求が出されてカナダ国内を往復しているのか、または機体に何か異常が起きて緊急の着陸をしようとしているのか? それにしてもこの迷走ぶりは一体何?……、まさか、と瞬時に最悪の連想で震えが出ました。
ニュース、空港のフライト情報やデルタのサイトを見ても取り立てて緊急情報も出ていない。いや、ないことでさらなる不安が。まんじりともせずに画面を見続けていましたが、やがて迷走飛行機は通常の航路近くに戻りました。

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一体何が起きたのか、戻った娘に尋ねたら単純明快な答えが。
「何もなかったよー」
試しに翌日の同便をチェックしてみましたが迷走は兆候すらなく順調な飛行でした。はて? この人騒がせな(主に騒いでいたのはわたし一人)現象は何だったんだろう?

わたしたちはGPSの恩恵を受けていない日はないと言ってもいいくらいにすべての行動について位置情報を利用しています。その正確さを疑うことはまあ普通はありません。だから今回の飛行追跡中にもGPSの誤作動には思い当たりません。地球上をカバーしているレーダー網が航空機から出る信号をキャッチして位置情報としてマップ上に表示させるのでしょうが、A地点からの信号の次に何百キロも離れたB地点から信号が入ったと誤認識があれば飛行経路はその2点を直線でつなぐことになる、すると最初に仰天させられた大きなV字が表示される、おそらくそういうことなのでしょう。
それにしてもあのフォート・マクマレー付近のジグザグの表示は一体何だったんでしょう、一度や二度の誤作動ではあれだけの信号は入らないと思うのですが。折しもフォート・マクマレー付近は大規模な森林火災に見舞われていた最中で、何か関連があるのかもしれません、あくまでも後付けの推測ですが。

笑い話で済みましたが、これが本当に事故やハイジャックだったらどうだったのでしょうか。家族、友人の乗る航空機にリアルタイムで重大事が起きているのに何もできないという恐怖、ただ固唾をのんで見守るしかないという無力感、このような経験だけはしたくないと心底思いました。

空の旅は楽しく期待に満ちている、その反面上空では乗客は全くの無力、地面に足が着くまでは命の安全の保障はない……その昔見たトワイライト・ゾーン(日本ではミステリー・ゾーン)キャプテン・カークになる前のシャトナーが出演した回が思い出されます。嵐の中不安定に飛ぶ飛行機の翼にとりついたグールー、稲妻の中に見えるおぞましい姿は主翼を打ち壊そうとしている、ただ一人目撃した男は恐怖の中で何とか阻止しようと発砲する……おお、怖

毎日何千という航空機が地球上を覆うように飛んでいるのが当然になった今日、すべての航空機が安全に目的地に着きますようにと祈らずにはいられません。