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ほんとうは暑かった北欧 7

5日目、夜明けです。
ガイランゲル・フィヨルドの最奥に位置する小さな村ガイランゲル。ホテルの背後にそびえる1500メートルに及ぶ高い山越しに正面のフィヨルドの崖の頂に最初の朝日が当たりました。

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さっそく散歩に出かけました。日の射す山頂は朝なのに山蔭はまだ暮明。前夜は11時過ぎまで明るくて、大勢の人が外で夏の夜を過ごしていたせいか、早朝は辺りはひっそり静まりかえっていました。外海から1000km以上離れているというのに目の前に広がる水面は海。潮の香りもします。
ホテルの前の船着き場にフェリーが入ってきました。水深があるのでかなり大型のフェリーも内陸まで進入することができます。ときには大型のクルーズ船が直接入ってくることもあるそうです。
わたしたちが乗ったのはいわゆる定期フェリー、ガイランゲルからヘレシルトまで約一時間のクルーズです。フェリーにはバスも乗用車もみんな載せていきます。

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好天に恵まれてデッキに椅子を据えて景色を楽しみながらゆっくり進みます。 出発してすぐに見えた人家。九十九折の道をたどって山頂へ登っていきます。フィヨルドの山地での暮らしはどう見ても大変そうです。フィヨルドを越してかけた橋はなくどこへ行くにも岸に沿ってうねうねと曲がりくねった道をたどるか、または岸辺へ下りて船で移動するか、そのどちらかです。

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七人姉妹(Seven Sisters)と呼ばれる滝。降雪量、天候によって幾筋滝ができるか変わるそうですが、七本の白く細い女性的な滝が山頂から海面まで流れ落ちています。

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左岸右岸にたくさんの滝が見えます。すべて雪解け水。高い山頂から水面まで幾重にも折れ曲がって注いでいます。この滝は特に大きい。どうどうと流れ落ちる水量の豊かさにほうっと見入ってしまいました。

左右にそびえる1000メートル級の山々と、その間にひっそりと息づく濃紺の海。いつ果てるともしれない海と山と緑と滝の中を進んでいると、こういう景色を常に見ていた人々が、この地に神々が宿ると信じたのも宜なるかな……と思ってしまいます。

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フィヨルドは幾筋も枝分かれして内陸へ内陸へと侵攻していくようです。こちらをたどればまた違った景色が展開するかも。ここに留まって支流を探索したい、そんな気にさせられます。

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約一時間の穏やかなクルーズを終えてヘレシルトという港へ到着。港からほんの5分ほどの町の中にこれまた驚くほど水量の多い滝がありました。

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ヘレシルトからバスでノール・フィヨルド沿いにストリーンという町を通ってヨーロッパ最大級の氷河が見えるところへ進みました。
途中立ち寄ったインフォメーションにあった案内地図。こんなふうにフィヨルド沿いに道がうねうねと続いています。

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500km近いヨステダール氷河の支流、ボイエ氷河が見えています。氷河は本当に青かった! 今までTV番組などで氷河は青いと聞いていても本気にしていなかった私ですが(山の残雪と同じだと思っていました)、認識を新たに。
氷河と残雪がいっしょに見える位置に来るとその差がはっきりします。圧雪状態になって氷河ができると屈折率が違うのか、蒼い!
夏で溶けだして汚れて見えますが、少しは青味がかって見えるでしょう?

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氷河は毎年2mの速さで後退しているとか。広がるのは解けた水が作った氷河湖。まさに天然のクーラー、ひんやり。ここまで登ってきた汗を瞬時に吹き飛ばしてくれるほどの涼風。湖底には小さな花崗岩がたくさんあり、2,3個ポケットに忍ばせて帰ってきました。

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ボイエ氷河を後にするとそこはもう最大のフィヨルド、ソグネ・フィヨルド地区に入ります。翌日は2時間40分のクルーズが待っています。

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