my reading report

  • ■ Book Shelf

relative sites

Powered by Six Apart
Member since 07/2006

« 4月まとめ、主に旅5 | Main | 大山崎山荘美術館へ »

4月まとめ、主に本

タイトル書きながら、なんだか恥ずかしい、もう5月も中旬だというのに。
気を取り直して予定通りまとめをしますか。

Kepler11Kepler12_2Kepler21Kepler22Kepler31Kepler32
ラーセンの"ミレニアム"以来はまり気味の北欧ミステリ、これがまたたくさんあるのですが、4月にまとめてよんだのがこちら。
ラーシュ・ケプレルのリンナ警部シリーズ3作です。覆面作家としてデビューしたケプレル、実は純文学作家夫婦の合作で(ペンネームは著作の一つ、天文学者のティコ・ブラーエからケプラーつながり、それにミレニアムのラーソンから取ったらしい)作家の正体を明らかにしようとするだけにかなりの騒ぎになったらしい、これも面白いエピソードです。
「催眠」ではそれほど感じなかったけれど「契約」「交霊」と後作になるにつれて映画を見ているようなスピード感と展開の速さに驚かされます。これまで読んだ北欧ミステリの、どちらかというと一年の半ばが夜、半ばが昼という地域性を反映するような物語の展開が緩やかでキャラクターをじっくり書き込んでいくテイストとは異なったキレのいい簡素さに読む快感を覚えました。
そうはいっても処々にさりげなく添えられている目に映る風景や肌に感じる気象などの描写の的確さ、心地よさは秀逸です。めまぐるしい場面転換の間に挟まれるこういった描写が物語に奥行を与えることで、読者を振り回すだけのせわしない小説から間違いなく一線を画しています。つまり……読んでいて楽しい、ほっとする、それでいて早く読み進みたい気持ちを逸らせる力があるとでも言いましょうか。
事件はどれもかなり血なまぐさく暴力的です。スウェーデン国家警察のヨーナ・リンナ警部のタフさにも(嘘でしょというくらいの)驚くし、徐々に明らかになってくる個人的な闇の秘密の部分もあって(わかってしまうとかなりあっけないけれど)直線的に一話完結といったTVドラマのようなあっけなさにがっかりすることはなさそうです。とはいえ、半ばで犯人の予想がついてしまうような「純朴な」ストーリーもありますが、進展型の連作なので、ここまで付き合ったからには最後まで……と義理を尽くしてしまいそうです。
何のかんの言っても面白いから読み続けるんですけどね。

Comments

例の009ブーム他で今まで貯めに貯めたマンガを読んでいるため
最近、全然文字に触れておりません。
実家から昔買った「シャーロック・ホームズを一冊でまとめて読める
(長編2編と短編のいくつかは未収録)A4サイズの本を持ち帰って来ては
いるのですが、全く手つかずになっています。

ミレニアムも読みたいと思っていて未見のシリーズです。
映画のリスベットが好きだっただけに小説との違いも味わってみたいです。

他にも「999」の小説の下巻を途中で投げたまま半年が経過。
もうキャラ多すぎで名前すら覚えられません。
松本先生も自分の作品を全てまとめるっていうのは出来れば辞めて欲しいのですが…。

>マクノスケさん

009総復習、何かとってもうらやましい感じです。
009、特にキング、マガジンまではそれこそネームを全覚えてしまうほど読んだので(何せ若くて純情だったから)今一度紐解く気持ちになかなかなりません。おそらくあの頃の純な気持ちを損なってしまうのがこわいのかもしれません。
思い出にしておいた方が美しいのかも。。。
ミレニアム、3部作読んで完結、ドラゴン・タットゥーだけだと物足りないですね。
ミカエルの出番は減るけれどリスベットの活躍全開。2の終わりで重傷を負いながら3では奇跡の復活をとげます。スウェーデン版の映画は原作に忠実。先にご覧になると全体がわかりやすいかもしれません。
わたしもたくさん読みさしや買っただけで満足状態の本があります。文庫も価格がじりじり上がっているし、厳選して読みたい本だけ買わなければ、と思いつつ今日も文庫のジャケ買いしてしまいました。

Post a comment