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疾っ! 1/12が

センター試験も終わり、やっと一年が秒針単位で動きだした感覚が戻ってきました。
毎朝外を覗くと薄らと雪が積もっていますが昼頃になるまでに”ぬるくゆるびもて行けば”ほとんど溶けてしまって、今年は大雪という予報もうれしく外れています(今のところ)

今年になってから劇場へ行った映画は「ゼロ・グラビティ」のみ。
原題の"Gravity"ままでもいいのにどうして無重力にしたのか、首をひねります。全編ほぼ無重力状態のシーンが続くのでわざわざお断りしなくても十分だと思うのですが。
さてさて大したリアリティです。地上での撮影とわかっていても粗が見えてこない。満足すると同時にCGIとは別にここまで動きをリアルに描き切る技術の進歩を素直に楽しむことができました。
出演者数が極度に少ないのもまた現実味が増した一因でしょう。実際シャトル乗員やステーション駐留はほんの数人しかいませんから。
映画に戻って、サンドラ・ブロックのキャストは大成功。最初の候補はアンジョリだったとか聞きましたが、コティヤールとかナタリー・ポートマンとかキャストは二転三転してサンドラに決定。サンドラの健康美、逞しさがあってこその映画だったと思います。
クルーニーの出番が少なかったのも計算づく?
後半のサプライズ出演は観客へのサービスっぽいしw
以前に紹介したクラークの小品「月の犬」の中で無意識が感じる危険とその危険回避のための行動開始を促すために意識表層に効果的な刺激を与える自己のシステム―――特定の危機的状況を一瞬にして感じさせる夢を自分に見せる―――それと同工の演出を感じてしまいました。まあ、後付の解釈ですけれど。

サンドラがMSだったのも着陸船の操縦に不慣れで一層危機感をあおるための設定だろうし、ISSや中国のステーションが無人だったのもちょっと不思議。(ISSの方はソユーズが一機離脱済みだから駐留組はそれで脱出? 天宮は高度が落ちていたからこちらの乗員ももう脱出していたのかも。それにしても神舟が残ってたけど。。)
"No Chinese!"には笑ってしまった、確かにあの状況だったら誰でもそう叫ぶでしょうね。
一難去ってまた一難どころかよくこれだけ御難が続くと思われるのだけれど、実際宇宙へ出れば現実はこちらに近いのでしょう。何か一つエラーがあっても機械は正常に動かない、正常に動かなければ地上帰還は果たせない、つまり死あるのみ。

人類は重力の自縛を振り切って大気圏を抜けやっと惑星を周回する軌道の高みにまで至ったものの、生存のためには恐ろしいほどの設備が必要であり、支える技術は確かに進んだけれど基盤になるハードの整備は限られた資材と動きもままならぬ宇宙服に身を固めなければ外へも出られない脆弱な肉体の少数の者に頼るのみだという(おそらく)これが現実だよ、とあらためて見せつけられたような気分。
映像は圧倒的な地球の美しさと空間の暗さ。浮遊するシャトル、ステーションなどを容赦なく照らすライティングも実によかったです。

さまざまな苦難の果てに奇跡的に帰還を遂げたサンドラが実感した地球の重力、まさに生きていることの重さだったんでしょうね。
いやはやある意味怖い映画でした。終わった後はとても幸福感を覚えましたけれどもね。

ダン・ブラウンの「インフェルノ」上下読了。2回読んで実際に行ったことのあるところの記憶もよみがえってきました。「ロスト・シンボル」でちょっと危うい精神世界に行きすぎ?と思っていましたが、今回はちゃんと現世に戻ってきました。

上田早夕里「深紅の碑文」 楽しみつつちびちび読書中。前作「華竜の宮」の続編になるのだけれどほとんど一つの物語として読むのがよろしいかと。近未来、人類が遺伝子操作の末に変貌をとげ、さらに避けられない地球規模の大厄災が迫るのを前に生き残りをかけて生きる場の違う人々が粉骨砕身する、その独自の世界観に圧倒されます。
時折見える甘いほどの人間ドラマも見逃せません。人工知性体が妙に人間ぽくって魅力的であります。

やっとこせレンタルで「マン・オブ・スティール」見ました。
確かにこれは……。しかし久々にラッシー萌いたしました。お亡くなりになった後もたくさん出番があって惜しみなく姿と声を見せてくれるたので、後半のあの批判轟々の破壊するだけの戦闘シーンにも何とか耐えられました。存在感と穏やかさを感じてしまいますw

月末にはSHERLOCKのシーズン3が到着予定。かくて、今年ももう1/12が終わろうとしてるなんて。。ちょっと疾すぎじゃありませんか?

Comments

今年はお正月休みが長かったせいか、ホント1月が早かったですねえ。
でも今年に入ってから、確かに観に行こうという映画が見つからなかったりして、レンタルで映画ばかり見ている感じです。
「ゼロ・グラビティ」は流石でしたね! なんか、名作の匂いがするというか、画像とストーリーすべてが完璧で容赦なくて宇宙を実感することが出来ました。
最後の重力も、サンドラ・ブロックの実在感で余計際立ってて感動しました。

今月はあと「エンダーのゲーム」観に行きたいんですが、これが近所では吹替だけなんですよ〜もう、洋画ファンには納得できない状況ですよね!

>onionさん

エンダーズゲーム行きたいです!
スコット・カードの小説には惹かれるところがあります。以前にこれを読んだときに上手に映画化されたら面白いだろうなという予感がありました。
うちの近くでも吹替のみです。遠征するか思案中です。

レンタルも一渡り行っては借り返しては借りを繰り返すとしばらくは足が遠のきます。ドラマ系にも手を出すのですが近ごろ面白かったのはSUITSくらいかなあ。

ゼログラビティ見ましたが、私のベストの2001年に迫るモノかとおもっていたら内容が予想と違いました。まあ、調べないでパッと言ってしまったもんだから。。
でも、おもしろかったね。少ない登場人物、なぞがあるわけではないが緊迫感、臨場感は十分。全編漂う静けさがすばらしかったね。

>たむらまろさん

お久しぶり(って間違ってませんよね?)
2001 Space Odyssey、確かに公開当時から現在に至るまでのオールタイムベスト。
ゼロ・グラビティは設定こそ地球外でしたが、まったく現実的な映画でしたね。
アカデミー作品賞候補作品の中では唯一見ているものです。
ある意味わかりやすい、そして共感しやすい。それでいて眼下に生命の源である地球を見ながら、一切の生命を拒絶する状況から逃れられないジレンマと恐怖を実感させてくれる、なかなかにリアルな迫真さを持った映画でした。
3Dで見たかったかも。

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