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豪華デパートのダークサイド

先日と言ってももうかれこれ2週間以上も前のことになりますが、大阪へ行った時垣間見たダークサイドのお話です。

大阪は梅田、老舗デパート、新進デパートが軒並み新装開店して、グレードアップ。豪華さを一段と増して鎬を削る激戦区です。
母と一緒に今期売上伸び高が最高だったさるデパートを探査。
時にして閉店1時間前。そろそろ客足もまばらになりかかったころ。歩き疲れてディールームでお茶ということになりました。
陶器ブランド品が並ぶ比較的静かな階のティールームで、(普段なら恐れをなして手を出さないであろうほどお高い)紅茶などをいただいてプチ贅沢に浸っていました。
一休みした後はちょっとお手洗いに行きたくなり、聞くとちょうどティールームの背中合わせの位置、つまり店からでてすぐ横の通路の奥でした。
このティールーム自体が建物の一番離れの角にあるのでまさにその階の一番奥まった所ということ。
お手洗いが角地にあるのはよくあることなので何の疑問も抱かずに隠れ通路のようなところを抜けて奥へ向かいました。
ところが通路の途中に小さな部屋の入り口がありその上に「お客様相談室」とあります。
何か変。
ふつうカストマー室などというところはお客様の目につきやすいところにあるよね。そこでメンバー登録したり、ポイントをお買物券に取り換えたり、いつも店員さんや客で人の出入りがあってざわざわしているにぎやかなところ。
ここはいったい何?
まるで人目を避けるような「場末」の通路にぽつんと。
特にカウンターとかもなさそう―――でもこれは通りがかりにちらっと見ただけ。何か奇妙な感じがしただけでした。

と、まあ普通ならこれだけで終わるところだったんでしょうが。
手を洗っていると外から何やら騒ぎが聞こえてくるではありませんか。
「おい、いるんならいると返事しろや!」
バン!(机を叩く音)
あ、これやばいかも。
おそらく次にはイスを蹴る?
「何とか言ったらどうや、ええ?」
ガシャン! (あ、やっぱりイスだ)
もう絵にかいたようなというか、芝居や映画にあるのと同じ流れの恫喝のやり方。きっと本気というよりそうやってなにがしか金銭を巻き上げようと演じているような感じでした。
そういうことだったのかと瞬時に納得しました。そういう類の「お客様」の応対のための部屋だったんですね、つまり他のお客様に気づかれないための「隔離室」的な。
お手洗いから戻るにはその通路を通るしかないのでしばらくタイミングを計っていました。下手に目でもあって「何みとるんじゃ!」なんて絡まれたら大変です。
話声が聞こえなくなったのを幸いとそそくさとそちらの部屋の入り口から目をそらしながらティールームへ帰りました。長居は無用です。母を急き立ててこの近くから離れようと支払をしていると、通路から一人女子店員さんがすっと現れると近くの売り場へ行って一言二言何か言うとまた次の売り場へ行って同じように何か伝えています。
おそらく彼女はメッセンジャー。近くの売り場の店員さんに状況を伝えて歩いているんでしょう。

結局それ以上の騒ぎにはならなかったようでわたしたちも下手に関わり合いにならないように別の階へ移動したのでその後のことはわかりませんが、なかなか得難い体験でした。
豪華でハイグレードなデパートにも隠れた一面があること、問題のあるクレーマーとかに対応することなどあらゆる場合を考慮して先に対処法を考えてあることなどを知りました。
まさにゴージャスなデパートのダークサイドを垣間見た、そんな感じでした。