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my little halloween

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季節ものは遅れたら一年待ちw
ハロウィーンまでに完成させなければと刺して10日ほど前に完成しました。
出来合いの額にはサイズが合わないのでDIYで板材を買ってきて自分で作りました。
レシピはPlum Street Samplers、ジャバクロス55目、糸はDMC。

実はハロウィーン物で好みに合うものがあまり見つかりません――お決まりのパンプキン、ウィッチ、黒猫、コウモリetc.―――リヴで飾って楽しむのは好きですが、半月以上かけてオレンジと黒のステッチばかり刺すのもきっと飽きてしまうだろうなと。。。

今回作ったのは一見ハロウィーン風じゃないところが気に入ったもの。タイトルは"ハロウィーン"とわんこが"クンクン啼く"のを掛け合わせた思わずにんまりするもの。シンプルでスタイリッシュ(だと思うんだけど)な小品。
このデザイナーさんのは初めてでしたが、楽しめました。今後もいくつかやってみたいですね。

今手がけているのはまた別のデザイナーさんによる感謝祭用の秋の実りと七面鳥という、これまたべたなアイテムです。できましたら自己満的にまたご披露するかも。

焼きリンゴは秋の便り

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"2日目、私は国道5号線に車を走らせた。
エリー湖の湖岸に沿って走るこの道の景色は、何マイルも行けども行けどもかけ値なしにすばらしいものだった。途中に立ち寄った果物を売る屋台でさえ、大地の実りのすばらしさで私を圧倒した。
濃い紫のコンコルド種のブドウが褐色のかごに盛られ、赤みを帯びた桃が木のテーブルの上にぎっしりと並び、青りんごがブッシェルかごにあふれんばかりで、そのすべてが秋の香りを漂わせていた。"

引用文から始まりましたが、ある大学の英語の入試問題の一部です。

入試問題で終わらせるのはもったいないほどの名文で、「私」がルート5をたどってエリー湖近くからボストンの家に帰るまでに体験した風景、道端の家々、運転という孤独な作業の合間に心がさまよいだすかのようにたどるさまざまな想像、そして旅に対する思い等々が、つづられています。

みずみずしい感性で読者に臨場感を持たせる描写にいとまがありません。

長らく出典を探すという手間を怠っていたのですが、思い立って一段落すべてで検索かけたらあっという間にヒットしました。Virtual Tourist サイトの一文でした。筆者はナショナル・ジオグラフィックのライターさん。

出典元がわかったことで一安心して……、さて秋になるとこういった記憶の中に散在している切れ切れのピースがふと思い出されて、自己満足的感慨にひたることがあります。

せっかくの日曜なのに朝から寒降りの雨で外へ出たくもなし、そんな折に思い出したのが冒頭の秋の実りの一文。
気分が乗ってきて、先日買ったままになっていた紅玉リンゴを使ってベークド・アップル、早い話が焼きリンゴを作ってみました。

芯をくりぬき、一個につきグラニュー糖10g(喫茶店でコーヒーについてくる3gの袋砂糖が3つ)バター15g(もう少し少なくてもよかったかも)シナモンパウダー(スティックがあったらそれを芯に刺したんだけど)―――これを半分ずつ順に詰めて耐熱皿に乗せてオーブンで180℃30分から40分。

リンゴの焼けるにおいといったら、もうそれだけでわくわく、嬉しくなります。オーブンを覗きに行ってはバターが溶けて砂糖と一緒に泡がぷくぷくたつ様子を楽しみ、やがて皮に亀裂が入って中から白いリンゴの果肉が見え出したらそわそわ、もうまもなく出来上がり。

紅茶といっしょにいただきました。皮はナイフで切るまでもなく、くるりとはがれて果肉はふわふわ、甘すぎずしつこすぎず、あっという間になくなりました。もちろん皮も。

おいしいものを食べる時が生きてる幸せを感じる、なんと安直な能天気なと笑われそうですが、それでもやっぱりおいしいものを食べると生きいててよかったと思う今日でした。

そういえばユーミンの"リンゴのにおいと風の国"にも"ハロウィーン りんごのにおいと風の国へ急ぎます "という一節があったっけ。

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みんなでお茶を

Mother

気になることがあるとしばらくそれにこだわって考え続けるのに、解決がつかないといつしか忘れてしまうって、これいつものことですね。
でも完全に忘れてしまったのではなく、意識下では事あれば表面に現れようとスタンバイしているようです。スリープ状態。だからちょっとした刺激でアクティブ状態にさっと戻ってきて同じ状態からリジュームする、誰も思い当ることがあるでしょう。

写真は二日ほど前に届いた"SHERLOCKシーズン2"の一場面のキャプチャです。
少し説明をば。
普段からよく映画を見ますが基本、言語は英語日本語字幕で見ます。耳から入る英語と字幕の間に大きな差がないときにはほとんど意識せずに視聴しています。(というか、それほど気にしないで見てますというべきか)
まれに英語字幕を出して日本語字幕の意味を補完したりもします。その映画が気に入ったときと、それと字幕と話されているセリフとの意味がそぐわないときや文脈上意味がよくつながらないときに実際に話されていることを確認するためにです。

このシーンですがNHKで放映されたときマイクロフトとシャーロックの吹き替えがこうだったのです。(言葉は完全に正確ではないかも)
M: 「母親がわりだったんだよ」
S: 「子供時代からいろいろあったんだ」

最初に見たときから違和感があってどうも腑に落ちませんでした。ひとつにはマイクロフトの原語と字幕の時制が合わない、それを満足させる説明がない、つまり自分の中ではどうにも納得できなかったからです。

BBCのDVDによれば実際のセリフはこうです。(キャプチャでは字幕が保存されないのでアナログにカメラで撮ってみました)

Telop1

M: I'll be mother.  (わたしが母親になろう)
間違いなく助動詞willがあります。過去のことを語るのにwillを用いることは(知っている限りは)あり得ません。ぐっと譲っても言えるのは現在の習性「~そういうものだ」くらいしかないし。
どう考えてもマイクロフトはこれから先のことを言っているはずです。
しかも mother の前に冠詞がないことも気になる一因でした。

さらにシーズン1の1話でマイクロフト、シャーロック兄弟の母は健在でクリスマスには家族が集まる、マイクロフトに至ってはシャーロックがいつも不機嫌だからmammy(幼児語、日本でいえばママくらいかな)が悲しむといっていますから、母親が早くに亡くなって「母親代わり」だった、という解釈は矛盾します。
かといって二人の母親が母親らしいことを何もしない女性で、年長のマイクロフトが家事を取り仕切っていたという新解釈も不自然です。このようなわけでこの部分は、奥歯に物が挟まったようにずっとずっと気になっていたところでした。

Telop7

こちらはメリル・ストリープの"The Iron Lady"突然にすべてが明らかになりました。
開始後1時間12分ころ、フォークランド紛争で出兵するか否か決断を迫られるサッチャー首相のもとへアメリカ国務長官が訪れて出兵を見合わせるように説得する場面で、きっぱりと断ったサッチャーがそばのテーブルにあるティーポットに手を伸ばしこう言います。

"Now, shall I be mother?"  (じゃあ、おかあさんになりましょうか?)
字幕には、「母親役を務めますわ」と。

これで明らかです。お茶を注ぐという動作と"mother"の組み合わせ、どうして気がつかなかったのか。もっと早く気づくべきでした。
おままごとをするときにお父さん役、お母さん役というのがありますよね。あれなんです、つまりイギリスの一般家庭ではティーを注ぐのはお母さんなんです。だからお茶を注ぐときには、私がお母さんをやります、みたいな言い方をするのだということだったのです。
それを「母親代わり」の吹き替えに無意識に引きずられて、それに見合う解釈ができないことで散々頭を悩ましていたというわけでした。

するとその後の展開もよどみなく流れます。
Telop5

マイクロフトの言葉につづくシャーロックの"And there is a whole childhood in a nutshell."も直訳すれば、「ここに子供時代のすべてを端的に表すものがある」―――「子供のころからすべてこの調子だ」となり、すべからく自分が采配を振りたがるマイクロフトのやり方を揶揄する皮肉な物言となるのです。

改めて届いたばかりのBDでその箇所を確認すると、マイクロフトの"mother"から一連の字幕は次のようになっていました。
M: 「わたしが注ぐ」
S: 「子供の頃から仕切り屋だ」
はい、おめでとうございます、一件落着でした。

セリフついでにもう一つ。BBC版の英語字幕を出してみていたときに気がついたことですが、まずはその部分を。
Telop6

M: Don't be alarmed. It's to do with sex.
S: Sex doesn't alarm me.
M: How would you know?

アイリーン・アドラーの説明をしているマイクロフトとシャーロックのやり取り。思わずうなったのが最後のマイクロフトのwouldの使い方。
NHK吹き替えでは「どうしてわかる?」、BD版では「知らないくせに」でした。
これはNHKに分があるように思えます。
マイクロフトは女性(男性も)に関しては晩生のシャーロックをからかい気味に「セックスと聞いても(経験がないからといって)警報が鳴ったように身構えなくてもいい」と言い、すぐさまシャーロックが「セックスが絡んでも全く平気の平左だ」とやり返す。それに対してさらにwouldで「どのようにして恐れるに足らずということがわかるのかね、知りたいと思っても知る機会もなかったの(し、ないだろう)に」と婉曲仮定法を半分だけつかって、シャーロックには現実的にできないことだと、ソフトでかつ「明確に」疑問の形で(ここがまた憎い)投げかけています。にこやかな余裕のある表情だけにマイクロフトのほうがシャーロックよりも一枚も二枚も上手だと知らしめるところだと思います。それだけに意地になって早期解決を確約するシャーロックの青さがまたかわいいのですが。

わたしがゲイティス演じるマイクロフトに惚れたのも、このwould があったからと言っても言い過ぎではないかも。
それにしてもわたしが惚れる人ってどうしていつも……なんなんだろう?
おっと口が滑ってしまったw
今は、かなり長い間意識下でじんわり温めてきた"mother"が自分なりに納得できてうれしい限りです、これこそほんとの"mother complex"だったのかもしれませんね。


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タブレット買いました

HDDは交換となりました。
メーカーからパソコン便で回収に来てあっという間に出て行ってしまいました。
できる限りバックアップはしたものの、最長2週間もネット接続なしでは困る、実に困ります。
息子は出張中でノートを借りられないし、いつでも使ってと言ってくれる友人の好意に甘えるのも限界があるし。
そういえば昨年突然のPC不調の時も同じジレンマに陥りました。その時にバックアップできる通信手段が必要だと身に染みて感じたのに。

夏の虫が灯火に惹かれるように、空腹時にコンビニの誘惑の手に誘われるように、ふらりと立ち寄ったドコモショップ。
買うつもりはなかった、これ本当。旅行にも行って出費続きだし…
気がついたら前日に発売になったばかりというMEDIASタブレットUL(N-08D)の契約をしていました。

使い勝手は…まあ、いいんじゃないでしょうか。というのもこれが初めてのタブレットで、いじるのも初めて。他製品との比較のしようがないというのが本音。
ネット接続もまあまあ。表示もきれいです。ただどうしてもPCに比べればまだるっこいし、ちなみにリヴリー画面などを出すとてきめんに速度が落ちます。しかもタッチしても反応しないことが多い。何度も試みて画面を拡大してやっと反応してくれるという感じです。
さらにタッチキーに慣れていないせいで打ちにくいこと。何度もミスタッチをして訂正に時間がかかります。これも慣れですかね。

タブレットと携帯のセット販売(割引率がよくなる)で携帯の機種変も同時にしたのでこちらの設定も必要になり、慣れない機種に慣れないタブレット。何となく「わが身の拙さを泣き」たくなりました。

基本的に自宅が仕事場みたいなもので不定期的外出しかしないのでタブレットはあくまで通信の補助手段として使うつもりです。アプリのDLもそのうちに落ち着いて情報集めてからやるつもりでいます。
何かお薦めがありましたらご教授下さい。

そうこうするうちにHDD交換が済んだマシンが戻ってきました。
最初から蹉跌。
修理報告書には動作確認とあるのに、〇ELLのバイオス画面が出るなり暗転。真っ黒画面に輝点が一つちかちか……。何度やってもこれ以上進展なし。OSが起動しません。
さっそくタブレットの出番と相成りました。検索の結果、周辺機器を取り外して再起動。やったーーーー!
外付けHDDを外すと無事にWindowsが起きてくれました。以後も外付けHDDが同時にスイッチが入る設定にしておくとうまくいかない状態が続いていますが、起動したあとにスイッチを入れれば問題はないこともわかりました。これくらいは我慢できるので今のところはスルーしています。
あとはお決まりの設定地獄の始まりです。
なんとか旧態(使いやすい)状態に戻してこうやって使っていますが、なぜか通信速度が遅い。どうしてか不明。何が悪さをしているのか、ちょっと苛ついたりします。

結局自分はPCのことを本当はよくわかってないんだなあと思います。使うことは使ってもその本性を理解していないからトラブルがあったり、使い勝手が悪かったりしても効率よく手当ができないでいます。闇雲検索で手さぐりに進んで試行錯誤を繰り返しつつ行くんだなあと実感しています。