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とある昼下がり

P1120440今は昔――
お正月休みが明けてそれほど間もないころの写真です。
一応年賀のお菓子を用意したものの、持参して伺うところもなく、礼儀を尽くしお客様をおむかえする機会もなく、結局自分たちでありがたくいただくこととなりました。
久しぶりに淹れたエスプレッソと松竹梅のめでたい形のマコロンです。
これは京都は北山のマール・ブランシェのお年賀のお菓子。息子が近くに下宿していたこともあって、緑の木々との柔らかいコントラストが印象的な瀟洒な白い本店へ何度か足を運んだこともあります。

そろそろお正月気分から抜けなければならないのに、どこかでまだあくせくした日常に戻りたくない、もう少しこののんびりした余韻を楽しみたいという気持ちが働いて、何かにつけ口実を設けて、こんなコーヒー・ブレイクをしたり、他愛もない雑談に興じたり。

ここ数日来の楽しみは、庭木に野鳥がやってくるのをこっそり観察すること。
例年ならばこの時期はもう庭は積雪で真っ白なのに、今年は雪が降っては溶け、うっすら積もっては消えで、庭はまだ寒々しく土が見えて裸の姿を晒しています。木にとっては雪の重荷が無いので楽な越冬なのでしょう。山茶花の蕾がよくついて、無彩色な庭にそこだけ華やぎを与えています。

山茶花の花に誘われてやってくるのが、一番にヒヨドリ、次に四十雀、目白、もちろん雀も。ところが今年は珍しいことにウグイスが毎日やってきます。
鳥がやって来たことは枝が不意に動くのでわかります。目を凝らして茂った葉が動くあたりを見ていると、ひょいひょいと頭が覗いたり、小さな体が木の上へ下へとめまぐるしく移動しているのがわかります。
葉陰に動く緑がかった小さな姿から、最初はよく来る目白かと思ったのですが、目白は必ずつがいで来るのにこの子は単独行動。目白みたいに枝に逆さにとまって体を反転させる体勢を取らないし、どうも印象が違います。
一計を案じ、以前使っていた小型双眼鏡を用意して鳥の姿が見えたらさっと構えました。やはり思った通りでした。ころりとした体型のウグイスがしきりに山茶花の花に頭を突っ込んでいます。
春、日差しも暖かくなったころ、早朝から庭や近所のお寺の木立を渡りながら啼いていたあのウグイスでしょうか。
ウグイスは縄張り意識が強い鳥だそうなのでこの界隈にそう多くの個体がいるということもないでしょう。春に朗々と声をきかせてくれたあのウグイスであって欲しいと思いました。そして、この寒空を乗り切って、何ヶ月後かにまたあの懐かしくも艶のある春告げ鳥の声を聞かせて欲しいものだと思いました。

その日まで、毎日手近に双眼鏡をおいて、居間からバード・ウオッチャーならぬバード・ストーカーとなって、その姿を追い求める意欲満々のわたしなのです。

おらが春――めでたさも、そこそこがちょうどいいね

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

長らくブログ更新を休んでしまいました。何という訳があったわけではなく、日々の暮らしに忙しくて更新が遅れて、気がついたらとてつもなく長くお休みしてしまったというだけです。
休みグセがつくとなかなか再び書き始めるきっかけがつかめず、書くほどのトピックも思いつかなくて、そのうちに気が向いたら書く、などと自分に言い訳をしながらついに年が明けてしまいました。
新年――これほどいい再開のきっかけは望んでも得られません。この機を逃さないようにご挨拶を兼ねて近況報告をします。

まず、昨年の10月以降のイベントを簡単にたどってみます。
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ハワイで次男が結婚式をあげました。海外へ家族揃って出かけるのは初めてのことでした。とはいえ、出発空港も違うのでハワイで現地集合です。
式は「カピリナ・カヒコ」という古式のフラの儀式に則った形式で野外で行いました。

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式を執り行ったカフ=「儀式を司る人」。
ハワイの言葉で生命は円環になって循環しているという意味の祝詞のような詠唱をおこない、二人はハワイ語で誓いを述べました。
家族も裸足で特別なレイを掛けて式に臨みました。
普通の結婚式とはまったく違った飾り気のない親密感に満ちたいい式でした。
式後は家族だけで、ショッピング、ハワイ式マッサージ、ゆったりとアフタヌーン・ティー、日没までワイキキの波打ち際で遊んだり、話題のレストランへ行ったり、それぞれが仕事を持っていると日程が合わず、一緒に旅行する機会もなかったので最高の家族旅行を結婚式をだしに楽しみました。

P112029211月末にはディズニー・シーへでかけました。
長らく東京へ行ってないね、との母の一言が元で、それじゃ行こうと娘が暇な週末にあわせて東京へ。
娘と合流して二日間東京をぶらついてからシーへ。
あまり寒さもなく野外のショーを楽しみ、アトラクションに乗り、しっかりダッフィーのぬいぐるみもお買い上げです。
ミラコスタに一泊。隠れミッキーを探すやら、クリスマスグッズのおみやげショッピングを楽しんで、すっかりディズニー・マジックに魅せられました。

商戦戦略とは知りながら、都会のクリスマス前のデコレーションには心踊るものがあります。
身辺にいくら好みの物を集めても限界があります。そんな時にデパートやブティックのセンスのいいクリスマス・ディスプレイからちょっとした飾り付けのヒントを貰ったり、時には小さな雑貨を手に入れたりすると、それだけで裕福な気持ちになれるのですからなんとも安上がりです。



2011_12_1812月には大学の合唱団(ハイマート)の設立50周年の定期演奏会を聴きに大阪へ行きました。
自分が出演したのは12回定演から数回なので、思えば一昔も二昔もまえのことです。今回はOBOGが参加できるステージも企画されていてお誘いを受けたのですが、練習に参加できないし、長らく歌っていなかったために声が出なくなっていることに気づいて、残念ながらオンステは断念、一聴衆として参加することにしました。記念公演ということで顔見知りに会えるかもしれないという淡い望みと、オンステする先輩同輩に対する引け目とで、行くのを決めるのに少し時間がかかったのも事実です。
現役生のステージが団歌と共に始まるや、過去の自分達の延長上に現在の団をイメージしていたことがいかに現実と乖離していたかを思い知りました。人数が半端じゃなく増えて、しかも技術的に向上していました。歌う姿は自信と誇りに満ちていました。第一ステージを聞きながら、感動を覚えると同時に、ああこれで、わたしのハイマートも終わったなあと実感しました。
いままでどこかでまだ自分が卒団生で何がしか共通のものを持っているという幻想をいだいていた自分の甘さが滑稽でもありました。
演奏会後に懐かしい先輩方と合流してレセプション会場へ。離れていた年月が一度に消えて学生時代と同じ感覚で互いに話し、笑い、近況を伝え合い、途絶えていた交流を復活させることでみんなが同意、おおいに盛り上がったことで、やっぱり出てきてよかったと思ったことでした。

年末も押し詰まった25日、叔父が亡くなりました。
母のたった一人の弟でまだ70才前でした。
叔父の思い出というとわたしが小さい頃よく自転車に乗せて遠くまで連れていってもらったこととか、夏の油団がひいてある座敷で座布団に乗っけてもらってぐるぐると引きずってもらったこととか、幼い時に両親がしてくれなかったようなワイルドなアクティビティに関することが多いのです。
自分が大きくなった頃には叔父にも子供ができていて後は通り一遍の親戚付き合いをしてきました。
最近体調を崩したと聞いていたものの、これほど早くなくなるとは思ってもいなかったことで驚き以外の何者でもありませんでした。午後9時過ぎに知らせを受けてすぐに母と車で40分の道を出かけ、翌日、通夜、葬儀と4日連日隣市まで通いました。

葬儀の翌日がもう29日、以前に立てていた予定では29日にすべての迎春買い物を済ませることになっていました。30日には東京、大阪から家族が戻ってきて揃うので外出は前日までに済ませようという意図です。
予定通り隣市まで再び出かけたので都合連続5日通うことになりました。通勤している人の大変さを実体験した一週間でした。

お正月は雪も降らず、大過なく家族全員でのんびり過ごすことが出来ました。
今年の抱負、母は「健康第一」。
わたしは「効率的な時間の使い方を考えて実行する」です。特別な幸運が舞い込まなくても、自分がそこそこ満足して仕事をこなし家族と生活できればそれでいいんじゃないかという気持ちです。


ブログ更新が滞った理由のひとつには、少し書きにかかって、ついこのようなトピックで書く必要があるのか、ひとさまに読んでいただくだけの内容があり、表現をすることができるのだろうかと疑問を持ってしまうことが多かったことがあります。
自分の文章が気に入らなくなったといったほうが適切かもしれません。まだるっこい、無駄が多い、ひとりよがりだ……などなど。
何度か書いて結局最後まで終えないで途中で削除してしまった記事が幾つかあります。以前なら無反省的にさっさと公開してしまったところです。
ブログはそれでいいんじゃないかという気楽さvs何かを書いて公開するからには自分の納得のいく最低の水準を保たなければならないんじゃないという脅迫観念。この狭間でなんとなく書くのが億劫になってしまったというのが本当のところかもしれません。
でも黙りこんでいたのでは何を考えているのかもわからない。拙いながらも何らかの表明をするしか打開する方策はないだろうと、やっと思い立って、新年を機会にまた少しずつ思いの丈を書き連ねていけたらいいなと思っています。

これを読んでくださっている方々にお礼申し上げます。こんな頼りない動機ですが、よろしかったらまたお付き合いください。

そういうわけで、本年もどうぞ、どうぞ、よろしくお願い申し上げます!!