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今年のエイプリル・フール

思い起こせば昨年の4月1日、家族にこんなメールを送りました。
"おばあちゃんは悠々自適で世界一周の豪華客船の旅に出ることになりました。ヨーロッパ各国を回りアメリカから半年後に帰国します。○○はいよいよ退職してアパレル・デザインのスタジオを開設、◎◎は趣味で作っていたWebデザインが好評で商業ベースに乗るとIT関連会社を設立、△△はロシア支店に転勤、□□は新たに雑文を集めた本を出版することになりました!"
もちろん送り先の各人には当人に関するガセネタは注意深く省いてあります。
いわゆる"too good to be true"というやつで本気にして引っかかったのはいませんでしたが、こうなったらいいね、というしばしのお楽しみの提供でした。

今年はこの手の軽口を叩く気分にもなれず、おとなしく一日をすごしました。
東日本大震災から3週間、連日報道される被災地の現状、被災された方々の決して好転しているとはいえない暮らし、そして依然として予断を許さない原発の被害の拡大、などなど、何一つ変わりない安穏な生活を送っている自分たちが申し訳ないと思われるばかり。

松山千春が「知恵があるやつは知恵を出そう、力があるやつは力を出そう、金があるやつは金を出そう、自分は何も出せないよというやつは元気を出せ」と言ったと耳にしましたが、けだし名言ですね。

被災者を思って自粛することと、沈痛な思いにとらわれて無気力になることは同じではないのですから、震災を免れた私たちは無駄をなくし粛々と日常の生活を行っていくのが一番いいことなのでしょう。

見回せば山辺ではそろそろ桜も咲きだす兆。庭の片隅ではカタクリの小さな蕾が頭をもたげ、日に日にライラックの花芽が膨らんできました。昨日はオナガが数羽群れで訪れてくれました。手元には読まれるのを待っている何冊かの本、刺しかけのクロス・ステッチ、円高に乗じてついアメリカから買ってしまった新しいクエーカーのパターンも届きました。さあ、手と目と頭を動かさなければ。。。
こういう日常が過ごせる有難さを感じながら、私的な服喪期間を終えることにしました。


Comments

ツイッターでその発言を見掛けましたが誰のものかわからず良いことを言うなあと思っていたんですが松山千春さんでしたか。
私もニュースで悲惨な現状を見る機会が多くてそのたびに気持ちがどんどん暗くなってしまって…。
このままではいかん!となるべく前向きになるよう努めています。

マクノスケさん

松山千春、なかなかいいこと言いますね!
募金をするにもお財布と相談しなければならない庶民としては、せめて元気だけでも出して、周囲の人に暖かく接することくらいしかできません。
結局自分の生活を大切にしっかりやっていくことかなあ。

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