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やはり未知の国、モロッコ

サハラの日の出 無事関空に戻ってきました。
しかし、とにかく遠かったです。
大阪→ドバイが9時間。いやというほど乗った挙げ句、ドバイ→カサブランカが7時間と聞いて唖然。そんなに遠かったっけ。日本→ドバイの時差がー5時間、ドバイ→カサブランカの時差ー4時間です。それぞれのフライトで食事が2回ずつ。結局今までで一番遠い旅行になりました。

さて、モロッコとはどんな国? と聞かれて、たった一週間行って見てきただけでも、余りにも多種多様な面があって、ひとことでは印象をまとめきれないとしか答えようがありません。
とにかくだだっ広い何もない土地、瓦礫の砂漠、大都市の旧市街では夜になるとどこからこれだけ湧いてくるのかと思うほどわらわらと人が出てきて喧噪が始まります。長いひらひらした白衣を纏っている人あり、頭はベールに黒スーツをばりっと着こなしている女性あり、妙に権威主義的な官憲あり、ものごいあり、荷物を山ほど積んだロバは通るしラクダも鳴く、ベンツのタクシーの間をホンダのバイクが(2人乗りで)疾走します。

空は抜けるように青く日差しは強烈、なのに気温は日本と同じくらい。二万人も入る巨大モスクもあれば、日干し煉瓦の崩れかけた家もあります。家壁は一様に黄がかった桃色、甚三紅の色でマラケシュの名はその色から来ているとか、そしてモロッコの名はマラケシュの色から来ているとか。

ハムナプトラ1やグラディエーターの広大なロケ地もあったし、入り込むと空も見えない迷路の町もありました。
アラブ人とベルベル人が混然として、イスラム国家なのだけれど土着の文化が残っています。
目の眩むような岩の断崖を見上げて走る峡谷、どう見ても道上に出っ張っている大岩、落ちないんですか?と聞くと、雨が降るとたまに落ちますとの答え……

大人の男の人が肩に載せて運んでくる巨大タジン土鍋の中にはチキンとビーフの塊、オリーブの実、クスクス鍋の中には山盛りのクスクス(世界最小のパスタ)、その上に人参、ピーマン、ジャガイモ、カブの半割がどんと乗っています。
なにもかも特大サイズ、デザートは山盛りのフルーツ、温州ミカンよりも小さなオレンジ、皮のむけないリンゴ、野性っぽさ満点の葡萄などなど。

持ってきました、サハラの砂、読めない新聞、読めないペットボトル、アロガンオイルに薔薇エッセンス、デザート・ローズにアンモナイト。

エミレーツ航空はさすがにお金持ち。エコノミーといえど座席前のモニターはタッチパネル式の情報、エンタメの窓口。常時300タイトルの映画が楽しめるし、もちろん最新ニュース配信、音楽、ゲームも多種多様にあります。飛行状況の情報もぺたりとしたメルカトール世界地図に航路が出るお馴染みのあれではなく、大圏航路がわかるような地球全体を俯瞰する位置から搭乗機へとズームインする実感型です。
機内放送はまずアラブ語、フランス語、その後英語となりますが、うっかりしていると聞き取り損ねます。

地中海に近いカサブランカや首都のラバトでは地中海式気候、アトラス山脈では高地になり、越えると砂漠です。カサブランカでは30度越えで蒸し暑く、メルズーガ砂漠で日の出を見たときには5度を切っていました。

2000メートルを越える峠を越えて累々と連なる山脈をよじり、礫砂漠を駆け、時には緑豊かな耕地と煉瓦で城壁を築いたオアシスの町に目を見張り、オリーブやコルク樫の森を抜け、忽然と現れる砂漠の中の町に泊まり、喧噪と静寂が同居する大都市の旧市街に迷いながら、なんとか一週間の駆け足旅を終えてきました。

古くて新しい国、シビアでいて人なつっこい人々、これからの国だなあという印象が一番強かったです。おいおい写真の整理をして思いつき旅行記を書きたいと思っています。

Terra Incognita

Tajines明日からしばらく旅に出ます。
行き先はモロッコ、まったくの未知の土地です。
カサブランカとか、アラビアのロレンスのロケ地だとか……映画関連で知っているだけ、知っているつもりになっているだけの土地です。残念ながらチュニジアには足を伸ばせません。あそこまで行けば見たい物もあるのだけれど。
カサブランカからフェズ、ワルザザード、マラケシュと駆け足で回ってきます。
モロッコというと何となくアフリカのあの辺……そう、スペインの対岸といえば位置関係がわかりやすいですね。実際旅行会社関係サイトで検索するとアフリカではなくてヨーロッパの区分になっているほどです。
気候も四季の変化がはっきりしていて今の気温はこちらと余り変わりないとか。ところが、調べれば調べるほど地域によって寒暖の差が大きく、パッキングにあれこれ頭を悩ませています。
Desert砂漠あり、山あり、海ありの変化に富んだ国、イスラム圏でありながらフランス語が一般に使われてどこかヨーロッパの香りがする土地。マッケニットが「マラケシュ」で歌い上げている、不思議なエネルギーと魅力に溢れた国。
何が起こるか、何を見聞きするか、まったくの未知の土地に足を踏み入れてきます。
帰りましたらまた気ままな旅行記(いつも尻切れトンボになっていますが)でご紹介したいと思います。
それでは、また!