my reading report

  • ■ Book Shelf

relative sites

Powered by Six Apart
Member since 07/2006

« August 2009 | Main | October 2009 »

一気に秋めきました

笑い話のような月一ペースの更新です。
まずは画像から。

12 3
45 6
7_28


本日のリブリー・アイランド、闇ショップ販売のお月見グッズです。
不覚にも一目見た途端に是が非でも欲しくなり、またまた散財してしまいました。

この手のアイテムを見るたびに思うのですが、日本では実に自然に季節に根ざしたマーケティングが成立するものです。
未だに残暑の日が続き、夏の記憶がさめやらぬというのに気持ちは秋の方を向き、秋を先取りしたいという盲目的なささやかな衝動が心のどこかで折りあらば顔を出そうと待ち構えている──今の気分をいうとこんな感じでしょうか。

秋グッズはまさにこの秋の先取り衝動、秋物で周囲をかためるところから自分で秋を演出して秋に浸りたいという小市民的欲求をお手軽に満足させてくれるものとしてわたしの前に現れました。(もちろんこのへんから大まじめに見えますが冗談で書いています……)
自然現象である気象の予測に正確な日付を求めて、梅雨明けの確定に汲々したり、桜前線の北上にやきもきする、日本人の一列横へ習えの季節感、季節の変わり目に対する過度な期待とでもいいましょうか、これは一歩引いて考えてみると面白いものです。

そういえば、昔から年内立春を珍しいことと歌に読んだり、暦で季節が変わった途端に襲色目を変えるのが物を知った行いであったり、自然に感じられる季節の変化に先立ち、暦の上での季節の変化に殊に敏感であることが何かよいことであるような共同幻想をわたしたちは抱いているようです。

暑ければいつまでも白いTシャツを着ていても良さそうなものなのに、九月の声を聞くと一斉にトーンダウンした秋色に衣替えをしてしまう、そうしないと自分だけ周囲から浮いたような気分がして居心地が悪い、言ってみれば自分が時代遅れ、いやこの場合は季節遅れの野暮天であるような気分になってしまう──無言の圧力ですね。

リブリーの秋物アイテムは夏から秋への気分的切り替えができずに、まだ気分的にうじうじと夏にしがみついていたわたしにとって、境界線を飛び越える最後のひと押しになってくれたことは確かです。
薄の前景に十五夜の満月の背景を配してお月見団子を飾り、御抹茶セットなど取りそろえて、肌寒くなった夜長をリヴリーを愛でてすごすことにします──今夜。