my reading report

  • ■ Book Shelf

relative sites

Powered by Six Apart
Member since 07/2006

« February 2008 | Main | May 2008 »

ジェダイ・クエスト7 真実の瞬間

Jq7_s正式には明日、25日発売なのでフライングではないと思い、少し書くことにします。
はやいものでこれでJQは7冊目になります。長野さんの表紙からもわかるようにアナキンが黒衣装になっています。
いよいよアナキンがダークサイドに近づく?──いえいえ、まだそれはずっと先の話しですね。
これはアナキンのオビ=ワンとの心理的な乖離、そしてよく言えば独立、悪く言えば反発を象徴的にあらわしているのかもしれませんね。
お話のあらましは読んでからのお楽しみということでなるだけ触れないでおきたいと思います。

直前のエピソードで、自分のミスから敵の捕虜となり、隠れた黒幕であるオメガの交渉の手駒となってしまい、結局マスター・ヤドルの死を目撃したアナキンは、自責の念に駆られています。
オビ=ワンは、アナキンには責任がないと思っているにもかかわらず(心の奥では)アナキンを責める気持ちも否定できない、だからアナキンを慰撫するような言葉をかけてやれないでいます。
結局オビ=ワンも悩んでいるのですが、お互いにフランクに気持ちを相手に明かせないところに、すべての障害の元があるように思われるのですが、要するに二人とも真面目なんですね(おそらくジェダイたるもの、日常の些細な出来事をだべったり、軽口をたたき合うような横の繋がりがあんまりないのではないか、そんなつまらない卑近な想像をしてしまいます)

新たな使命を果たすために、またまた辺境の惑星へと赴くのですが、そこで局地戦に巻き込まれ(お定まりですね)侵略を受ける星の前哨基地の駐在員と共にアナキンは捕虜になってしまうわけです。
そこに登場したのが、実はJAの12巻に初出のジェナ・ザン・アーバーというくせ者の科学者で……(JA12では目だけ表紙に登場ですね)アナキンは彼女の作った薬をもられてしまうのです。
ちなみに"zone"というと、私たちに馴染みのあるのは「地域」とか「なんとかゾーン」という比較的狭い場所を示す意味だと思うのですが、英語の表現に "in a zone" (いっちゃってる)というのがあって、そういう恍惚とした忘我の境地(zone)に入っちゃってるという意味です。
ここで使われているのもこの意味なんですが、なんともわかりにくいというかピンとこない薬物の名前ではあります。

で、アナキンにはこれはありがたかった──当面の辛さ、悩みを忘れられるのですから。
それとは知らず救出に向かうオビ=ワンは、これまたシンドバット並の無茶をしてなんとか潜入に成功し、大立ち回りで派手にアナキンを救出するのかと思いきや、妙にこちょまか変装したりして、ちょっと笑いをとります。
半ばラリってすべて天国みたいなアナキンを引きずって脱出するのですが、その後、例のガンダークの穴落ちになります。
落っこちたのはオビ=ワン、かなりやばくなったころにやっとアナキンが覚醒して、飛び込んで九死に一生を得ます。
アナキン、epi2では得意そうにオビ=ワンに「助けてやった」みたいな口をきいていますが、その前にオビ=ワンに助けられてるんだから、イーブンなんですがね。

タイトルの「真実の瞬間」はラストの部分からの命名と思われます。
能力があって「選ばれし者」と言われ、自分でもその立場に肯んじてきたアナキンですが、彼の心は「選ばれし者」になるには、まだまだ修行が足らないのは事実。
自分でもできるんだ、そうなんだ、ぼくは強いんだ、ぼくはすごいことができるんだ……と思い込んで来たのに、幾つか挫折を経験してふと、自分の役割を重荷に感じる(やっとそこまで成長したというか)ようになったんですね。ところが、弱音を吐ける相手がいない、頼みのオビ=ワンとはぎくしゃくしてるし。
フェラスが痛いところをずばっと突いて、アナキンも自分の心と向き合うことが出来たのかも知れません。
最後はオビ=ワンにわあ~~っと言いたいことをぶちまけて、オビ=ワンはよしよしと慰めて、でもおまえは自分の道を自分で開いていかないといけない、なんてまた半分突き放しのオビ=ワンなのですが、これはオビ=ワンにもどうしようもないことなので仕方ありませんね。ふたりの心をうち割った話しはなかなかの感動物であります。

ともあれ、最終巻とその橋渡しの9,10巻はストーリーもよく練られているし、読み応えがあると思います。7,8巻も逆に考えるとそちらへ続く布石のようなところもあって、単独巻として楽しむもいいのですが、流れの中で捉えていくほうが楽しめるような気がします。

一息、HEROESなど

やっほー、仕事終わりです。
このところ一カ月かけてやっていた仕事が昨夜終わりました。
ぶっちゃけ第9巻です。これであと残り1巻ということで、気分はるんるんです。
仕事が大詰めになると、もうブログ更新する気持ちの余裕がなくなって、毎日同じ画面を見ながら、自分に言い訳をしています。

ということで、インターバル中にもいくつかブログネタはあったので、もう時季外れの感もありますが思い出して遅まきながらぽちぽち書いてみたいと思います。

■ HEROES
やっと最後まで見ました。 
最初こそアンドウ君のけったいな日本語に辟易したり、反対にヒロくんのみごとなまでのジャパングリッシュ発音に感嘆したり、東京の飲屋街のセットに唖然と開いた口がふさがらなかったり。
つまり、かなり批判的な見方をしていましたが、回を重ねる毎に、はまっていきました。
嵌る──つまり、早く次の巻が見たい、話の展開が知りたい、というお馴染みのあれです。
そしてとうとう、あっと驚く人物が。
いや、情報を先見しなくてよかったと思いました。
近頃公式サイトへいくと、ご親切にもプロットとかエピソードガイド、果てはその回の見所までちらりと見せてくれますが あれは、いけません。一番いいところを見せてしまうんだから。初めて見たときの驚愕、それが命ですからね。

それで、あっと驚く人物とは──

080424b

ヒロの父親役でジョージ・タケイ氏があらわれたことです。
そうそう、スタトレTOSのヒカル・ズールー。
しっかりお年を召していましたが(昨年世界SFコンで来日されましたね)、あの響く低音の声で それも日本語を話していましたね。公式サイトではインタビューや、マシ・オカ君との対談もたのしめました。
さらに、うれしかったことは……

080424a

タケイ氏演じるカイトウ・ナカムラが乗って帰っていく車のナンバーが「NCC1701」
エンタープライズ号の登録ナンバーです。スタトレへのオマージュでありますね。

オマージュはこれ一件だけではありませんでした。
エピソード中ラスベガスでヒロとアンドウくんが引っかかるダンサー、ホープねえさんの台詞に、ヒロに向かって "Thank you for your help, Sulu." (スールーありがとう)ってのがあります。
ここの字幕は(TOSは、日本の放送では「スールー」は日本人の名前に聞こえないということで、勝手に「加藤」にされていたのですが、)ちゃんと、これをふまえて「ありがとう、ミスター・カトウ」になってましたね。ミスター付きがスタトレチックで嬉しい! これだけでHEROES万歳になってしまいました。
タケイ氏はエピソード22でも立ち回りを披露するなど(一部吹き替えだと自分でバラしていましたがw)まだまだ切れのある動きを見せてくれました。
Heroes、まだ面白い話があるのですが、この続きはまた明日に

世の中は三日見ぬ間の……

080406a
この時期はなんといっても心が躍ります。
桜が開花したと聞けば、年々歳々花は同じでも、やはりひと目とも見てこなくては、と心が騒ぎます。 
朝から部屋の片づけや掃除などしていて、出かけたのはもう四時を回っていましたが 折からの西に傾いた日の光を受けて、満開の桜はいつになく優しい風情でした。
わたしの住む町では、町の東を流れる川の土手沿いに古い桜の木があります。
お花見といえば、この土手。
ただし、車を停めてゆっくり座って花を愛でるような場所はありません。

080406b 車に気をつけながら土手を歩いて何枚か写真を撮ってきました。
急いで取った割には花がきれいに写っていてよかった。


閑話休題
チャールトン・ヘストンが亡くなりました。
黄金期の映画、「十戒」「ベン・ハー」は小さい頃に手に汗握って胸を躍らせて見た覚えがあります。
前者は、今から見ればちゃちではあっても、ピラミッドを造る奴隷の群、石に敷かれそうになる女性、半ば透けるプリーツの古代エジプト衣装をまとった王妃、王女、など小学生の歴史ファンタジー心を揺さぶるにはこれほどいい映画はありませんでした。
後者は苦難の末に故郷に帰り家族を助けるジュダー・ベン・ハー、後半の抹香臭さよりも前半の華やかさに目を奪われ、戦車競技に声を上げるほどの罰当たりでした。後にSWのEp1でポッドレースのテイストがこの戦車競技だと言われて妙に納得していましたっけ。
「猿の惑星」では初めての「結末を話さないでください」のお願いが出たように覚えています。
意外に地味で悪役をやったマイケル・ヨークの「三銃士」のリシリュー卿もお気に入りの役でした。
晩年は全米ライフル協会で頑強に銃規制に反対したことで、私の中ではイメージダウンしていた往年の肉体派スターでした。
また、映画の古き良き日を体現する人が一人減りました。