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世界SF大会Nippon2007

横浜まで行って参りました。実際に現地へ行ったのは3日、正会員になるほどの時間的経済的余裕もなかったので、展示会場で行われる長野剛さんのサイン会の時間を目当てにお邪魔することにしました。
会場はパシフィコ横浜、みなとみらい駅に直結しています。到着は12:30ころ。入り口近くのオーストラリアのブースでは2010年のワールドコンの誘致プロモーションで、コアラの人形(お土産によくある大型洗濯ばさみみたいなあれ)を配っています。気のいいボールディのお兄さんとしばし語らいました。
さて、まずは展示会場Aのオークラ出版さんのブースを目指します。横着してデジカメを持参しなかったので携帯のカメラでお茶をにごして、一枚。
Ohkla_sオークラ出版さんのブースです。バックには先日エフエックスから発売されたUVGの大きな非売品ポスターがかかっています。机上にはLJとJQの既刊、更にLJの5巻の先行発売も揃っています。
編集のIさんと、7月上旬にもお会いしたので、即おしゃべりを。
すぐにお隣にいらした長野さんにも紹介して頂いて、ご挨拶しました。とても折り目正しい方で画集や本を買い求める人が続く中、一人一人に名前入りで丁寧にサインをされていました。
前日よりメールを頂いて待ち合わせしたMさんと合流して、辺りを一回り。その後しばらくブース付近で話をしながら売れ行きなどを見ていました。中には全巻大人買いをしてくださる方が二人も続いてかなり興奮しました。ところで、自分もせっかく来たのだからやはりサインを頂こうと、画集を購入。しっかりミーハーしてきました。
丁度前のアート・ショーでは会員限定のオークションが開始されていて、なにやら1000ドルなどという(物騒な)価格が聞こえてきたり、かなりなエキサイト振りです。
サイン会の定刻になったのでブースを辞して、展示を一回り覗きました。
ゲスト・オブ・オナーの小松左京さんの作品、懐かしいハードカバーが並んでいました。見ればほぼコンプリで持っています。わたしの中では日本SFの第一人者と言えば小松さん以外の方の名を挙げられません。初めて「果てしなき流れの果てに」を読んだとき(中学生でしたが)には完全に頭の中をひっくり返される程の衝撃を受けました、中間部に挿入された現実的結末の情緒に痺れてそれ以来小松さん=神様という図式ができてしまいました。「地には平和を」「お茶漬けの味」以来の短編集も「暗黒星団」「ゴルディアスの結び目」中編も、「虚無回廊」も、どれもあくの強さを感じながらも、現在進行形で抗いがたい魅力に引きつけられています。
歴代SFコンのロゴの入った年代物Tシャツや、記念マグ、ヒューゴー賞レプリカなど、時間があったらもっとゆっくりみたいお宝ばかりでした。
世界SFコンベンションとはいえ、無料展示コーナーなので、なにやら(これで良いのか、ニッポン?)と問いたくなるような似非エキゾチックアイテムや、無国籍バッタモンの販売も行われ、実際に書籍の販売が少なかったのは少し残念。萌えキャラのコスプレなど人目を引く扮装の方も見受けられました。
会場を後にしてMさんとお茶を飲んで更にいろいろお話しました。横浜を出たのは4時くらいでした。曇りのお天気のお陰で思ったほど暑くもなくて助かりました。
思い返せば、中学生のころ、一丁前に背伸びして柴野拓美さんの「宇宙塵」に参加したり、中高生で作るファンジン、同人誌の走りみたいな物ですが、それに名を連ねてみたりしたことがありました。お仲間に難波弘之さんなども記憶にあります。
当時の夢は、世界SF大会(当然アメリカで開催されるものという認識しかなかった)に一度参加してみたいということでしたが、よもや日本で叶うとは思ってもみないことでした。もちろん本会場の催しには参加できませんでしたが、展示会場と物販ブースを見てまわっただけでも、多少ともSFコンの味を楽しめたことで満足しています。
ちなみに来年の日本SFコンはダイコンだそうです。昔、一度ダイコンに行ったことがありますが、なんだか急に来年大阪へ行きたくなってきました。また懲りもせずSFをめぐるお楽しみ心に火が着いてしまったんでしょうか?

付記
デヴィッド・ブリン氏がメインゲストで来ていらっしゃったんですね。OAZOの丸善にブリン氏の原書と文庫が特集で置いてありました。ハヤカワから出た最近作「キルン・ピープル」(上下)を購入。でも読むのは順からマイケル・クライトンの「恐怖の存在」(上下)が先になります──というか、これは読みやすい。あっという間に上巻が終わってただ今下巻。

Comments

台北出没してたらすっかり忘れてしまいました…汗
あれほど某所にて長野さんとメッセージやり取り迄やってたのに、自分ったらオオバカ者です(泣)
来年は大阪っすかぁ。
行けるかなぁ…

>丞相
丁度、台湾旅行と重なってしまいましたものね。
わたしは長野さんの原画を見るのが今回初めてだったので期待以上でとても楽しかったです。
来年のダイコンは日本SFコンなので、内容スケール共にこぢんまりとなるでしょうね。あまりに萌えキャラが謳歌するような内容なら、特に参加することもないのですが。。。

SF大会と聞いて、もしやいってらっしゃるか、と思っていましたが、やはりw
周りに同じ趣味の人がたくさん、というのは、マイナーな趣味をもつ者にとっては至福でしょう。よかったですねー。

つか、長野さんのサイン会があるなら、わたしも行きたかったよう。。。orz
でもなあ、わたしのSFは、20年前でストップしたままだしw
それこそ小松左京さんあたりで打ち止め、そのあとのハードSFも好きだったけど、あのころSF作家自体が窮屈な考えを持っているように見えて、ちょっとうんざりして遠ざかったような気がします。
作品だけを楽しんで読んでいたらよかったかも、と今では思いますが。

ニュースでは確かに「萌えキャラ」コスプレばっかり映って、どうも文化的な感じが薄かったですねー。

>onionさん
わたしのSF歴も80年代くらいでストップです。現在SFMを見ても知らない名前ばっかり。でも好きな世代とて、まだまだ読んでいない作品も多くて、今は興味の赴くままに手当たり次第(あたりもはずれもありますが)読んでいます。近頃オフ会もないので、リアルの会話に飢えていたのだなと思いました。

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