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三銃士

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注文してあった73年、リチャード・レスター監督の「三銃士」が来ました。
何度かCSで放映されて録画版は持っていましたがDVD化されているのに気が付いて、これと続編の四銃士のダブル購入です。
オリバー・リードのアトス、リチャード・チェンバレンのアラミス、フランク・フィンレイのポルトス(この人は余りよく知らない)それにマイケル・ヨークがダルタニアン(キャバレーなどで当時乗っていた)、コンスタンスにはラクエル・ウェルチ(ミクロの決死圏や恐竜100万年、その後バーバレラにも出ましたね!)、ミレディにはフェイ・ダナウェイ、そして大御所リシリュー枢機卿にはチャールトン・ヘストン……
よくもこれだけ当時の有名どころを集められたと思えるほどの顔触れです。
実はこれ劇場で見たのですが、自分では三銃士はやはり93年キーファーのよりもこちらなのです。
当時ものすごく面白いと思ったものでも、今にしてみればちんけなギャグや唐突な場面転換、もたついた展開など目に付きますが、それでもかなり原作に忠実。CGが無いぶん、実写の強み、現実感があります。
ヘストンが真面目に悪役に徹しているところや、ジェラルディン・チャップリンというドクトル・ジバゴ以外には顔を見られない珍しい女優さんが華奢な王妃を演じているのも楽しい。マイケル・ヨークのいかにもど田舎から出てきたという押し出し、農耕馬みたいな騎馬もすぐれものです。
宮廷の下にある洗濯場だとか、いかにもという王宮でのわんこを使ったチェスや動物のかぶり物を着けた舞踏会など当時は目を奪われる演出だったように思います。
どろくさく、しょうもないギャグも多い物の、豊満なラクエル・ウェルチ演じる妙にどじでかわいいコンスタンスが存在感一杯ですし、続編での悲劇もあるので、ただの娯楽ものとも言いきれない所もあります。
制作のサルキンドはこの作品が当たったので、クリストファー・リーヴのスーパーマンの制作に乗り出したと言われてますね。
目立たないけれど、オリバ・リードのアトスがとってもいい感じ。何も語らなくても重苦しい何かを感じさせる所など達者です。
ひとつ苦言を呈するなら、字幕がまずいです。なんとも堅苦しい武士言葉が続いたり、明らかに字幕の打ち込みのミスがあったり、字幕だけで鑑賞するとおもしろさが半減します。

さて、これを見たら、93年の三銃士も見たくなって、何年ぶりかに引っ張り出しました。
はっきりいって、こちらのストーリーは全く覚えていない──それくらい軽い作品でした。
ディズニー制作、キーファーやチャーリーー・シーン、クリス・オドネルといった華やかな顔ぶれなのですが、73年作を見た後だと、ティズニーのアトラクションを見ているような気がします。
衣装がきれいすぎ。枢機卿もただの好色で権力欲に取っつかれたおっさんで、ヘストンのような品格が無いし、ルイ13世もアン王妃もお子ちゃまで、おままごとのように見えます。
唯一まだ良かったのはキーファーのアトスですが、酸いも甘いも噛み分けたというには、若すぎ、熱血過ぎ。彼の顔がどちらかと言うと童顔なのも一因かもしれませんが、金髪の長髪を振り乱して叫ぶと、なんだか別の映画の気分です。
脚本もただ、ミレディをカレーまで追っていくそれだけの単調さ。ミレディの突然の改心とか、無理が多いなあと、やけにあらばかり目立ってしまいました。

まだ来ていませんが、73年版は続編「四銃士」があって、それで一作になっています。ミレディの正体や最後も後編回しです。 「仮面の男」は残念ながら私の評価の中では番外。

Comments

あれ? デジタル・リマスターされたんですかね?
わたしはこの「三銃士」と「四銃士」がセットになった二枚組をだいぶ前から持っています。
もちろんアトスのオリバーリードのファンですとも~~!!
映画館では見ていないのですが、二十歳ごろ初めて買ったビデオデッキで地上波の映画を録った中でも、ものすごく好きで何度も観た映画です。
70年代の映画ということで、妙に泥臭くて主人公たちも根っからの善人じゃない(酒場で乱闘騒ぎを起こして食料とぶどう酒を略奪してましたっけw)ところに、妙にハマってしまいました。
このあと原作の「ダルタニヤン物語」(映画「仮面の男」などのエピソードもあり)にもハマって全巻読破、三銃士での悪役が味方になったりして、物語が単なる善と悪との戦いではなく、大きな時代のうねりに飲み込まれる人間ドラマとして面白かったです(後半は弟子に任せたとあって、ストーリーは今ひとつなんですけどね)。

そして最近はDVDを見直しながら、アトスもさることながら、ダルタニアンの若さがまぶしい映画だなあ、と感慨深く思っております。

久しぶりに見たくなって探したらDVD化されていたというわけです。
>そして最近はDVDを見直しながら、アトスもさることながら、ダルタニアンの若さがまぶしい映画だなあ、と感慨深く思っております。

そうそう、なんだかA New Hopeのルークと重なるところがあってw
ぽっと出の田舎の若者が気がついたら善悪入り乱れての政治紛争の渦中に巻き込まれていた──あれよあれよという間にその中心的人物にw
昔ながらの手法とはいえ、しっかり感情移入もできるし、周りを固める凄腕のかっこよさにも浸れる、そして笑えます四銃士ではミレディの悪女振りがいっそう際だち、あっけなくコンスタンツが殺されてしまうなど、展開も意表を突いていましたね。
潜水艦にはちょっと引いてしまいましたが、青一色の室内調度とか、時代考証まるで無視のスタイリッシュな作りも、当時としては新機軸だったように思います。
やっぱりお気に入りの一作。

んまーHelvaさん
キーさんの三銃士を見たんですねー
私には当時キーさんをスクリーンで見るのが少なくなっていた頃だけに・苦笑
この三銃士は彼の出演作として嬉しかったんですよね。まぁ、内容はなんせディズニーですので!
クリス、初主演じゃなかったでしたっけ?
で、バッドマンとかにも出演出来た・・・

仮面の男もそこそこ・・・なんせジェレミー出てますので、そこに頭が行っておりますね。で、この映画、実はヒュー・ローリーも出てたりしているんです・爆笑

そういえば、ジェレミー・アイアンズ出てましたね。マルコビッチもw
ガブリエル・バーンが苦手なので(デカプは言うに及ばす)あまりいい印象を持っていませんでした←仮面の男
へえ、ヒューさんが出てたんですか。早速検索かけたらKing's Advisorと出ました。
ごめん、覚えてません。次回見るときにはしっかり注意していますo(^◇^;)o

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