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史上最大のジョークの種

読売新聞のコラム「編集手帳」にこんなジョークが載っていました。

ブッシュ大統領が酒場のカウンターに座った。
「ジョニー・ウォーカー、シングル」と、右隣の男がバーテンダーに注文した。
左隣の男は「ジャック・ダニエル、シングル」と注文した。
「お客様は?」と聞かれて大統領は答えた。
「ジョージ・W・ブッシュ、既婚」

またこういうのもありました。
「大統領は神童だった。十歳にして現在と同じだけの知性を有していたのだから」

さらに
(問い)神様とアメリカ人の違いは?
(答え)神様は自分のことをアメリカ人だと思ったことはない

すべて、出典は早坂隆氏の「反米ジョーク集」(中公新書ラクレ)
「華氏911」でもこっぴどくやり玉にあがっていましたが、世界に冠たる超大国アメリカの大統領でここまでこけにされている人も初めてでしょう。
ケリー氏との公開討論会でもしどろもどろになるなど(知性のなさで)強い印象を与えたし、日常の言動もどこか軽佻軽挙のそしりを免れない・・・・・・
実際昨年の大統領選挙戦では、特に海外メディアの下馬評もケリー優勢、海外知識人が圧倒的にケリー支持した・・・・・・のにも関わらず一般投票でも51%を獲得して、雪崩的に選挙人票もさらえとって再選に輝いてしまいました。

一説にはブッシュは抜けているが回りを固める参謀が優秀なのだとも。
24のシェリーのモデルと言われる新国務長官になるゴンドリーザ・ライス氏(現大統領補佐官)を見ていると、これほどの切れ者がどうしてあの人に??と疑問を持ってしまいます。

選挙では妊娠中絶や同姓結婚に反対する「道徳的価値観」(moral value)を全面に押し出して、新保守派の票を獲得しました。
賢いやり方だと思います、なぜなら「宗教」を全面に押し出すとそれ相応の反発も予想されますが、汎宗教観に根ざした「道徳的価値観」に正面切って「それは間違っている」と反対を唱えることは誰もできないから。
たとえば妊娠中絶にしても「いかなる段階であろうと人の命を人の手でつみ取るのは犯罪」=「汝、殺す無かれ」に真っ向から「人を殺してもOK」とは言えるわけがありませんや。
この錦の御旗に対して 「女性の人権」とか「母体保護」とか「暴行による妊娠」とか果ては「経済的事情」 の上げる声のなんとか細く聞こえること。

政治的浮動票をなす多くの「良識人」たちをインテレクチュアルにではなく、センチメンタルに引き寄せる見事な作戦勝ちだったと思います。
全米を真二つに分けたといわれる選挙戦が終わり、20日に行われる二期目の就任式には全体で40億円もかけるそうです。その多くが民間の寄付でまかなわれるとはいえ、何か釈然としない思いが残ります。

イラクとの落とし前をどう付けるのか?北朝鮮とは?対中国の輸出赤字は?
問題山積、そのいずれもが一つ道を誤れば世界全体が危機に陥るかも知れない重大事項です。その決定の鍵を握る指導者が
「知性のなさ」
でジョークにあげつらわれるなど、嘆かわしいのを通り越して、空恐ろしくさえ感じてしまうのですが・・・・・・

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